葬儀・葬式の費用は、その仕組みが少し複雑になっているため、初めての方は基本的な費用の仕組みを知っておくと役に立ちます。費用の内訳については、主に葬儀本体費用・飲食接待費用・寺院費用の3つに分けることができます。
「葬儀本体費用」とは、葬儀そのものにかかる費用であり、要するに葬儀社へ支払う費用ということになるでしょう。業者の広告を見ると、葬儀プランの費用が掲載されていますが、基本的にそれが葬儀本体費用に相当するものになります。しかしここで注意しておきたいのは、葬儀社が提示する葬儀本体費用が葬儀にかかる費用の全てではないということです。先ほども紹介したように、葬儀費用の全体には飲食接待費用と寺院費用が含まれるため、それらを合計した金額がいくらになるのかを考えることが重要になります。一般葬を例にすると、葬儀本体費用は120万円程度が相場ですが、飲食接待費用の35万円程度と寺院費用の45万円程度を合計すると全体では200万円程度になるということです。